心身症は心の闇から生まれる病気|ストレスは解消するべき

女性

からだも治療します

メガネをかけた男性

心身を治療します

心身症を治療するために病院に行く場合、精神科を受診します。しかし最近は、心療内科を受診する人も増えています。心療内科が人気の理由は、内科の専門医がこころの病気で使用する薬をうまく組み合わせて治療をするためです。心身症は、厳密にはこころの病気ではありません。しかし、こころの状態が症状に少なからず影響を及ぼしている可能性が高いと考えられるために、こころも含めた心身症とよばれています。心身症の代表的な病気に、気管支喘息や高血圧、胃炎などがあります。そのため治療としては、まず気管支喘息なら気管支を広げる薬、高血圧なら血圧をコントロールする薬などで、体の症状を治療します。この治療には、食事内容の具体的な指導や、睡眠時間や喫煙の有無、生活リズムなどの、生活習慣を整えるような生活指導も含まれます。また、ストレスの体への影響を弱めるために、抗不安薬や抗うつ薬などが使用されることもあります。このように、心身症はこころだけではなく、体にも症状がでます。そのため精神的な治療だけではなく、それと並行して内科的な治療を行う必要があります。いずれも慎重に治療を進めることで、効果的な改善が期待できます。

心気症も疑います

心身症とよばれる病気の人は、男性は三十代から四十代、女性は二十代から三十代に多くみられます。この年代は、職場や家庭、社会などでの役割も重く、ストレスが多い年代です。心身症はストレスが増えると症状が重くなり、ストレスが減ると症状も軽くなることが多いことから、ストレスとの関連性が高いと考えられています。しかし、ストレスが中枢神経を通じて自律神経や内分泌系など、体を調節する機能に影響を及ぼし、体に異常が現れるのではないかという考え方もあります。はっきりとした原因はまだわかっていません。心身症ではないかと疑われる場合に気を付けることは、心気症についても疑うようにすることです。体の症状が出ているため、心身症を疑ったとしても、検査で異常が出ない場合もあります。その場合には、心気症などのこころの病気として扱い、心身症とは区別されます。心気症とは、体の不調を重大な病気ではないかと不安に陥っている状態のことをいいます。このような不安は誰もが多少は持っていますが、あまりに不安と症状がひどく、半年以上にわたって日常生活に支障をきたすときは、心気症と診断されます。より良い治療を受けるためにも、自分は心身症なのか、心気症なのかをはっきりさせることが大切です。